腕時計選び 雑記

元時計販売員から見た、機械式腕時計のオーバーホールの必要性について書いてみました

この記事で解決できる悩み

・オーバーホールはいつするの?
・オーバーホールは必要なの?
・どこにオーバーホールを頼めばいい?
・金額の妥当性について知りたい(納得したい)など・・・

機械式腕時計をお持ちの方は、オーバーホール代が高くて悩まれる事があると思います。

今回は、元販売員の10年強の経験を元に、

機械式腕時計のオーバーホールが本当に必要なのかどうかをお伝え出来たらと思います!

時計修理の千年堂でオーバーホール

販売員時代のオーバーホールの考え方

一般的なオーバーホールの実施のタイミングは、3~5年程度と言われています。

この一般的なという考え方は、ほとんど全ての時計ブランドが公表している、

オーバーホールのタイミングになります。

この3~5年は当然の事として、時計業界では扱われています。

機械式腕時計のオーバーホールは、スイスブランドの時計になると、非常に高価になります。

5万から10万なんて当たり前の世界!」になりますね。

修理にこんな金額は出せない!!」っと思われる方がほとんどでしょう。      

買う時にがんばるぞ!っと思って買ったのに、5年後にまたこの金額。    

そんな簡単に出せる金額じゃないよ!    」 

これはとても多く寄せられた、ご相談の一つでした。

このようなご相談を頂いた時に、お店側が答える事例の一つに、「車の車検」があります。

車の車検は2年(新車は3年)で1回、車検(オーバーホール)の時期が訪れます。

車は法的にも必須なオーバーホールとなっています。

エンジン(内燃機関)を積んでいますし、当然に必要な作業ですよね!


これと同じ考え方を時計業界も持っています。

腕時計もエンジン(ムーブメント)を積んでいますし、

タイヤやサスペンションなどの代わりと考えられる部品をたくさん携えています。


腕時計は、法的な縛りが無いので、オーバーホールを受けるのかどうかは持ち主の自由です。

上記の通り、時計ブランドが3~5年でオーバーホールが必要と言っているのが、

こういう車検と同じ考え方を持っているからです

機械式腕時計は5年間動き続けて(動いているのが前提で)、およそ100km動いていると言われています。

これは東京から熱海までの距離と同等となります。

僅か数mmしかない時計の部品が、5年間掛けて東京から熱海まで移動したと考えると、

とんでもない出来事だと思って頂けるんじゃないかと思います。

上記の様な考え方を元に、販売員の方はお客様へご相談に応じていると思います。

ちなみに私は、お持ちの時計の「大事さ大切さ」をお伺いした上で、

上記の内容をお客様にお伝えしていました。

多くのお客様は、この内容をお話して、ご納得頂けてました。

業界を去ってからのオーバーホールの考え方

販売員の時は、上記の様な言い方をしてお客様にお伝えしていました。

そして今、いざ自分の順番がやってきてオーバーホールに出そうかと考えると、やはり高いですね。

色々と経験を踏まえた上で下記の内容でお伝えしたいと思います。

ここからは一個人としての完全な主観となりますので、答えはこれだけでは無いのをご承知おきください。

完全な主観でお答えします

 

特定の条件下で無い限りは、時計が壊れてからオーバーホールに出しても問題無いと思います。

この考え方は、完全に経験を元にお答えしています。

正直、5年経っても時間の精度さえ、購入時と変わりなければ、

オーバーホールに出しての調整は必要が無いと思っています。

壊れるまで使って良いかと思います。

ただし、半年に一度程度のケースの洗浄は必要です。(錆防止)

上記の思いがすべてです。

では、特定の条件下とは何か?

購入して15年以上の年月が経っている場合は、修理不可の可能性が出てくる

・ステンレススチールも錆が生じるので、錆が見受けられたらオーバーホールをしたほうが良い

・何らかの衝撃で、時計のガラスが割れたとき

上記のいずれかが生じた場合は、すぐにでもオーバーホールに出して下さい。

とんでもない修理金額が発生する可能性があります。

正規の修理に出すか、街の修理工房に出すか

これは、正規品を購入したなら、正規の修理(各メーカー)に出したほうが良いです。

時計業界は、昔は修理部品を外の業者に提供していました。

ところが、時代の流れで部品の提供を止めていくブランドが増えました。

なので、街の修理工房に出した場合、部品の供給がとても遅くなり

修理に時間とお金が掛かったりすることもあります。

技術をお持ちの方なら、部品を作る可能性がありますが、

それはもうブランドとしては、改造品という扱いになってしまいますので、

本当にやめましょう。

これが、並行輸入品や古いモデルを人からもらったりしたものであれば話が変わります。

街の修理工房でOKです。

正規で直せないモデルもあるでしょうし、物凄く高額になる可能性があるからです。

思い入れや価値観、使い分けで、オーバーホールに出す場所を考えていけば良いと思います。

一流の技術で修理!時計修理の千年堂

まとめ

様々な視点で書き出して見ましたが、オーバーホールそのものはいずれ必要になります。

どこまでご自身の時計を大切にされるかによって、変わってくるでしょう。

時期やタイミングを見て、信頼のおけるお店に大切な時計を預けてみてはいかがですか?

今回は以上となります。ここまでご覧頂きありがとうございました。
(もし、上記文言に不適切な事象がございましたら、ご連絡くださいませ)

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